この日はビントゥアン省ラジーから同ケガという場所へ移動する日。約30㎞、1時間程度の移動。荷物はタクシーで僕はスクーターで移動。

昨日も立ち寄った途中のバインミー屋で美味しいバインミーとオレンジジュースを購入。ここはバインミーのパン工場でも有るせいか、パンそのものがサクサクで美味しい。バインミーは朝ごはんに大人気。

問題も無くケガに到着し宿へチェックイン。ベッドからのシービューで海をいつでも観察出来る好立地。
整理整頓好きで綺麗好きな僕は、チェックイン後まずは部屋の掃除をする。1週間の滞在予定なので、床、シャワーとトイレ、ベランダ、一通り綺麗にしてから荷物を開ける。1週間の滞在となるとベトナムの一般掃除品質では僕は安らげない。ベトナムでは衛生学という考えがまだ一般的では無いと思われ、目に見えない部分と目に見える部分、両方とも衛生管理がされていない事が多い。外と中をきっちり分別する日本の文化とは程遠い。

屋上に設置されているベトナムお湯配給システム。タンクのお湯が無くなり次第水になってしまうシステムと、お湯がなくなったら再度急騰しお湯が途切れにくいシステムが有る。ここはお湯が途切れる事は無かったが熱湯しか出ない日が有って、トイレ水シャワーと熱湯をバスケットに溜めシャワー代わりにした。

周辺の道路交通は少ないが、トラックや営業車が飛ばして走っているのが目立つ。

ここはケガ村唯一の商店通り。200m間に20軒ほどの屋台や住宅を利用した商店が並ぶ。ほとんどの飲食店は朝のみ営業しており、昼と夜は食べる所の選択肢が極端に少ない。

ケガ住民も徒歩で移動する人は基本居ない。電動自電車、カブ、スクーターが主な移動手段になる。

ケガ村のバインカイン。この小さなケガ村内ではローカル価格で屋台も商店も利用出来た。儲けられるほどの外国人が居ないからだろう。

ベトナムには外国人やよそ者ベトナム人向けの価格がある。カタコトのベトナム語を話すベトナム3年の僕でさえ、外国人価格を払う事が有る。これは地域によって差が大きい。僕は外国人価格を吹っかけてくる地域は好まず、再びそこを訪れる可能性は無いと断言できる。

ケガ村では朝の時間帯を逃すとご飯の選択が少ない、または無い。朝6:00ごろには商店通りへ出て複数の屋台で食事を済ませる。

屋台や小さな飲食店によくある飲み物バケツ。このバケツの中にはお茶が入っていてコップですくって飲む。コップは洗わずに共有する。このバケツの水は衛生的には避けたいところ。なんだか学生の頃の部活を思い出す。

人間に飼われたペット猿。まだ子供の為、凶暴さは無かった。ただ人を恐れている様子。

ケガの波チェック。南海岸と東海岸側で風向き調整が可能。南海岸はサイズが有るがオンショア。東海岸はサイズもパワーも無いがオフショア気味。どちらもイマイチ。

ケガのビーチにもベトナム船が至る所に有り漁師村になっている。波の影響を受けにくい場所はその漁村規模が大きくなる傾向がある。

丸い小舟はベトナムの象徴。この丸い小舟は、波の力を逃して沈没しにくい構造になっているようだ。小さいのに沈没した話しを聞いた事は無い。ただし、波に乗るのは難しい。

いたる所に似たような波が割れている。サーファーは誰も居ない。夏はベトナム全域でサーフシーズンオフになる。

ケガには岩が多い。そして、現役で光を放っているケガ灯台。

ただの綺麗な岩だけど自然の熱量を感じ取れる。ベトナム縦断サーフトリップは始まったばかりだけどベトナムの天然資源は多い印象。

淵の構造、エンジン付き、これは最新型だと思う。このエンジンを使って波を越えていく姿を何度も見た。もう手漕きには戻れないだろう。

蟹の巣。手を突っ込んで深さを確かめてみたけど、深過ぎて奥まで届かず。掘り起こしてみたら、螺旋状に50㎝の長さが有った。

初めてのサーフポイントでの波乗り前には入念な波チェックをする。1人、知らない場所、海外、緊張感は高くなる。

干潮時のケガビーチ。子供達は毎日ビーチで遊んでいた。

波から家を守る為の土嚢や岩。ゴミも混ざっている。ここでも海岸侵食は強い。

ビーチ上で生活するベトナム人。海岸侵食は困った問題だけど、サーファーには理想的な居住位置。

干潮時、波打ち際の典型。ここのビーチもゴミの量がとても多い。海水も汚い。

海へ流れ混む川の水は黒っぽく、小さな毛虫みたいなものが沢山混ざっていた。

ケガビーチの地層。天然砂層と黒い砂層が混ざっている。

美味しいココナッツクッキー。10,000ドン(50円)

門構と家の構図。この辺りは砂が豊富に有る。

絞りたてベトナムオレンジジュース。15,000ドン(70円)。美味い。ハマった。

昼以降は主にここのレストランしか開いてない。ここのシーフードレストランが無かったら、ケガには滞在出来ないと言って良いほど毎日利用した。

夜になると村は暗い。店もあまり開いていないし閉まるのも早い。開いているのか閉まっているのか分からない店も多い。

客は居ないが明るいし椅子が綺麗に並んでいる。他は暗いので、夕飯はここで取る事にする。フォーしか無さそうなのでフォーを注文。店がこんなにも無いとは、ここに1週間も大丈夫か。

フォーをほぼ完食後、小さな蟻が大量に入っている事に気付く。マジかよ。洗わずに作っただろ。店の人に報告。後、しっかりと会計を取られる。
(2019年8月サーフトリップ記録 ベトナム ビントゥアン省ケガ)