ベトナム縦断サーフトリップ|ラジー1

ダナンを出ると決めてから2ヶ月。ようやく、抱え過ぎた荷物を整理整頓できた。2019年8月、長期無期限ベトナムサーフトリップが始まる。サーフトリップの計画はこんな感じ。まずはファンティエットのムイネー辺りまで一気に南下。そこから週単位くらいで北上しながらサーフポイントを見ていく。狙いはポイントブレイク。

ベトナム鉄道でのダナン出発は、2019年7月31日の夕方にした。出発2日前には、バイクと荷物数点を、事前に到着駅ビントゥアンへ配送する手配をした。バイクや別送荷物の到着には1〜2日かかるらしいので。

暑いダナンからの出発当日、長期間滞在した Moon Hotel からグラブカーでダナン駅に到着したのは出発5分前だった。予定通り、ぎりぎり列車に間に合った。この寝台列車の乗車は16時間と750km。

ベトナム寝台列車の最も良いベッド4台部屋の3席分を購入し確保。

ベトナムの駅はフォームが低く、乗降には筋肉が必要。荷物が多いとこの階段が結構大変。

列車は深夜走行の途中、クアンガイ駅やニャチャン駅などに停止していく。停止時間はそれぞれ5〜10分程度はあったので、その間に下車してホームを歩く事も出来た。

列車内はエアコンが良く効いているので、薄手の長袖長ズボンがベストと感じた。走行中は揺れ、震度1〜3くらいがずっと続く。マットレスは硬く、ブランケットは臭く、熟睡は難しい。

日中は、傷が多めの車窓からだが、綺麗な景色を眺めることもできる。

8月1日 午前10時ごろ、ビントゥアン駅に到着。約16時間と約750kmの移動が完了。木枠梱包されたスクーターの開梱料と保管料で、いくらかを駅業者へ支払う。これは配送料とは別で確か1000円くらい。それぞれ仕事をした場所で支払う所がベトナムっぽい。ベトナムは支社、支店、部署毎に別会社みたいになっていて、横の繋がりやワンストップサービス精神が無いことが多い。

ダナンとは違う空気、気候を感じる、涼しい。ムンマン駅 = ビントゥアン駅。

駅前にはタクシー2社の車両が停車していた。マイリンドライバーの方達には、バイクミラーの取付けをしてもらい親切にしてもらった。この駅に集まる人達は、金を要求する雰囲気も無く、引き際が良く僕が経験した他の地域のベトナム人とは明らかに違っていて、外国人の僕らには快適だった。そしてビントゥアン駅からラジー(ラギー)という漁師町まで、2時間30分のバイクドライブ。大量の荷物やサーフボードは、安全の為タクシーで運ぶ事にした。

今回最初の滞在地へ到着。ラジー(ラギー)のビーチまでバイクで1分の好立地。Airbnbで借りた1軒屋で周囲は田舎。この旅の宿泊予算は1泊500,000ドン(2,500円)まで。

到着後、先ずは何かを食べる為に町へ。14時ごろという時間でも開いていた、大きめのローカルレストランでヌードルを食べた。味はまぁまぁ。その後、町をスクーターで流して観察。そして気付く。ラジーという漁師町は平和で良い町だ。人の性格が全然違う。マジで驚いた。僕はこの3年で、ベトナムを知った気になっていたようだ。

夕方、早速波チェックに行ってみる。オンショアだけど出来そうな感じ。しかし、見るからに流れが強そう。

南西ウネリが、海を見て右側から入ってくる。ブレイクは、ほぼライト方向でレギュラーの波。

初日の夕飯は屋台でバインカイン。今までとは違う麺とスープで調理スタイルが違う。味はまぁまぁ。

ラジーは生活に最低限必要なモノはだいたい揃っていた。良い感じ。

教会がとても多い町。このラジーと僕が知っている他のベトナム地域との違いは、この教会が多い事くらいで他には見当たらない。特別家庭収入が高い様子も無く、むしろ漁港で児童労働をよく見かけた。とすると、信教差でこんなにも人間が違うのかもしれない。

川に停留して有るボートが美しい。涼しい気候と大雨が、ダナンで続いていた熱中症を癒してくれた。

(2019年8月サーフトリップ記録 ベトナム ビントゥアン省ラジー )

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