ダナン激変の2018年

僕が滞在するベトナムダナンでは、2018年の春から大きく明らかな変化が起こりました。経済成長に伴い、不動産価格や物価は上昇しています。アパート家賃やホテル宿泊価格は、この2年間で1.5~2倍くらいになりました。現金か不動産を持っていない人は、バブルが弾けない限り今後ダナンには住み辛くなると思います。そしてダナンの中でも不動産や家賃の価格が上がっていない場所は、それなりに住みにくい場所で、特に外国人が住むにはストレスが大きい場所です。

ビジネス品質も次の段階へ向かったのが2018年だったと思います。価格表が無いビジネス、サービスが無いのに平均価格以上の商売、人手が必要だけど平均以上の報酬を出せないビジネスなどは今後相当苦しむと思います。マッサージスパの価格は1.5倍になり、サービス品質は変わらず価格だけが上がっています。外国人が行き来する場所やサービスの価格は特に上がっています。ローカル向けサービス価格は毎年20%上昇は普通です。

街を歩いている顔ぶれは全体的に変わり、垢抜けた人が増えてきたと思います。これはダナンが田舎街から都心に変わろうとする流れが、ついに人に現れてきたという事だと考えています。観光客が多い An Thuong 通りには、今まで見なかったタイプの外国人が増え、バックパッカー宿が激増し、人の流れを変えています。彼らはどちらかといえば最小限コストで旅行を楽しむタイプが多く、お金を多く落とすタイプでは有りません。

在住者として間近でこれらを見せられ、個人レベルにおいても、変化の遅い事、変化の無い事がどのような事なのかを思い知らされました。日本は格差社会が緩く進んでいます。それはベトナムでは、厳しく速く豪快に進んでいます。これは強いものが強い社会がもっと明確になる事を意味しているのでしょう。

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